ルーフボルト いつどこで使うのか?
2024/12/01
ルーフボルトのルーフとは? 重ね折板(セッパン)のこと
ルーフボルトは重ねタイプの折板屋根(以降、重ね折板)の重ね部分の締付に使用する専用のボルトです。
折板屋根はいろいろタイプがありますが
はやくから登場した重ね折板は(1960年代ごろから普及)
屋根上からみるとタイトフレームの頭がみえるのですぐわかります。
タイトフレームで留めてあるのにどうしてルーフボルトが必要なのか?
使われるシーンはおおまかに2つあります。
*折板は折版という表記もあります。とちらが正解ということもなくメーカーさんによって使用されている漢字がちがうようです。*折板屋根については一般社団法人日本金属屋根協会さんのHPが詳しいです。
ひとつめは、梁のスパンが折板屋根の延長より大きい
折板屋根は通常鉄骨構造の梁の上に溶接で固定されたタイトフレームでとめますが
建物の構造上、梁と梁のスパンが広いときに補強のためにつかわれます。
メーカーさんによっては「折板屋根の中間重ね用ボルト」という名前の商品名もあります。
その名前のとおりですね (笑)
もうひとつのパターン、全ねじの吊元をつくるため インサート付きルーフボルト
折板の下は鉄骨がありその下は天井の軽天下地があります。
とくに工場や商業施設の低層の建物でよく使われる重ね折板の場合、
屋根と天井下地の中間部分には断熱材のほかに、電線や空調などの設備用の配管がまわっています。
その配管を支持するためのチャンネルなどの吊元をつくるために
インサートつきのルーフボルトが使われケースがあります。
弊社の場合は天井下地のためというよりはこちらのための方がおおいように感じます。
電気屋さんや空調屋さん。
デッキ天井の場合、デッキ形状ごとにはめ込みタイプの吊元金物もあります。
詳しくはこちらの記事でまとめてあります。
天井のデッキプレートから全ネジボルトを吊る デッキ金物について
ボルトの種類 - サンコーテクノのルーフボルトの場合
屋根に使用するものなので
錆につよいステンレスやラスパートメッキがよくつかわれます。
弊社で扱いのあるサンコーテクノのルーフボルトの種類はシンプル。
3分のインサートがついているか、いないか
あとは材質が下記の三種類、上から防食性の高い順に
- ステンレス304
- シルバービック処理
--メッキに防錆コーティング、ドブメッキに近いかんじですがきれいなシルバー色です - 三価クロメートメッキ
合計6種類の展開です。
施工は慎重に
指定のサイズで下穴をあけ屋根上からボルトを締めていくだけで
下側からも締付ができるすぐれものです。
ただし、きちんとしたトルクで締め付ける必要があります。
締め付け不足や締め付け過剰は即、雨漏りの原因になりますので慎重におこないましょう。
目安は締め付けたあとのボルトの出具合で判断できます。
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品番 | 品名 | URL |
R-8S | ルーフボルト インサートなし ステンレスSUS304 | http://aka-bane.com/products/detail.php?product_id=16205 |
RSV-8 | ルーフボルト インサートなし シルバービック処理 | http://aka-bane.com/products/detail.php?product_id=16204 |
R-8 | ルーフボルト インサートなし メッキ | http://aka-bane.com/products/detail.php?product_id=13124 |
R-8B | ルーフボルト 3分インサート付 メッキ | http://aka-bane.com/products/detail.php?product_id=9869 |
R-8BS | ルーフボルト 3分インサート付 ステンレスSUS304 | http://aka-bane.com/products/detail.php?product_id=9868 |
RSV-8B | ルーフボルト 3分インサート付 シルバービック処理 | http://aka-bane.com/products/detail.php?product_id=9867 |
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